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8月1日放映のNHK「ブラタモリ」は、松江城国宝認定を記念して作られた内容が放映されました。

かつての生業が現在のお菓子屋でなく廻船業をしていたことで、私共も番組の取材を受けました。

放映後、お客様から、菓子屋初代の方はどこで修業をされたのでしょう、との質問を頂きました。

船を失い倒産した訳ですが、初代は、お茶処松江と云う事に着眼し、少量の原料と鍋さえあればとりあえず出来ると、ささやかな菓子屋を始めた様です。

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二代目隆平は、なかなかの努力家で、常に上方から職人を招き、技術を磨き、自らも県に組合を作って初代会長をつとめました。

不昧公百回忌に向けて、お好み菓子「山川」を復刻し、研鑽を重ねて現在の「山川」を作り上げました。

「朝汐」を創製したのも二代目隆平です。

爾来、百二十余年、お茶とお菓子の大好きな松江市民に可愛がられて今日があり、四代目として感謝に堪えません。

風流堂 四代目 内藤 守

写真は、二代目 内藤 隆平