秋の栗菓子「呼子鳥」によせて
2016年09月21日
(写真:栗農家 本間氏)
お盆を過ぎるとすぐに、奥出雲の栗農家、本間ご夫妻を訪ねるのが長年の習わしだ。
毎年よもやま話から、本題の栗の話に繋がる。
ここ1、2年はイノシシの害のぼやきがなくなったのはとても嬉しい。聞けば、
栗林のまわりにイノシシ撃退用の電線を張られた事から、敵が近づかなくなったそうだ。
さて今年の出来はどうだろうか。
本間さんの見立てによると、ちょっと天気が良すぎた、との事。
毎年何かあるなア。
自然相手の作物はなかなか難しい。
一筋縄では行かないもの、と知る。
実際には、雨不足で一粒が小さめで、仕上がりは1週間早かったが、味は上々の味の様だ。
呼子鳥は、栗が採れ始めてもすぐに作るわけではない。
初物は、どうしても味や香りが未熟なので、しっかり熟するまで試食を繰り返す。
今年は天気に恵まれた為、初物からしっかり実が入っていた。
昨年より1週間早い発売となった。
次回はお菓子のエピソードなどお話しさせて頂きます。