有斐斎弘道館主催の京菓子展「手のひらの自然‐徒然草」にて、幣堂の職人が入賞致しました。
今年のテーマは「徒然草」。難しいお題からそれぞれにイメージして製作いたしました。

杉中 聡「光輝の一矢」審査員特別部門《熊倉功夫賞》 

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徒然草九十二段 「ある人、弓射ること習ふに」やるべきことを後回しにせず、すぐに実行できるのは素晴らしい。
<コメント>
弓矢をイメージして創作しました。できるだけシンプルに、見た方に想像してもらえるように考えました。
これからも日々精進していきたいと思います。

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園山武志「神いけず」入賞
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<コメント>
「丹波に出雲という所あり」の一説よりインスピレーションを得て、このお菓子を作成いたしました。
お話の中に、子供のいたずらに感激する聖海上人のエピソードがあり、それが子供のいたずらではなく、出雲大社の神様のいたずらだったら面白いと想像を膨らませてみました。
菓銘にある “いけず” という言葉は出雲弁でいたずらという意味です。

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袖本富雄「秋春」佳作 
<コメント>
重なることのない2つの季節を一つのお菓子として表現して見ました。
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今年は3人の職人が出品し、2名が上位入賞( うち1名が審査員賞受賞 )という光栄な結果を頂きました。
今後もそれぞれに研鑽を重ね、技術の向上を目指してまいります。

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