朝汐100年

昨日、「朝汐100年」の発表会を開催いたしました。
お忙しい中お越しくださった皆さま、本当にありがとうございました。

この夏、別のお菓子の掛け紙を調べていたところ、昭和62年の新聞記事が出てきました。
そこには私の祖父が「朝汐は自分の父が大正年間に作った」と話している記事が載っていました。
大正の終わりに作ったとしても、今年で100年。
ずっと「100年は経っているだろう」と思っていたことが、ようやく確かめられた瞬間でした。

朝汐は、2代目・内藤隆平が朝の日本海をイメージして作ったお菓子です。
山芋の薯蕷生地で、炊く途中に小豆の皮をすべて取り除く「皮むき餡」を包み、
別に炊いた蜜漬けの豆を景色として入れています。
見た目は白くシンプルなお饅頭ですが、手間ひまのかかる製法です。
なぜ100年続いてきたのか。
私は、どこまでもシンプルなのに洗練された味わいであること、
そして2代目がこの製法を自分の店だけで囲わず、
松江のお菓子屋さんに広げたことが大きいと思っています。
今も多くのお店が朝汐を作り続けていて、それぞれの味があります。

父(4代目)は
「日持ちのしないお菓子を、松江の皆さんが毎日のように買ってくださったから、
毎日作り続けることができた」と話していました。
お母さんやおばあちゃんの代から好きだったお菓子として受け継がれてきたこと、それが何より嬉しいです。

昨日は、ふだんは機械で行っている生地のこね作業や包餡を、特別に手で実演しました。
蒸したての朝汐を召し上がっていただけて、私たちも楽しい時間になりました。

100年を記念して、11月19日までの期間、いちじく、コーヒー、抹茶、かぶらむしなど、
山芋の生地で皮むき餡(朝汐餡)を包んだ松江ならではの薯蕷(じょうよ)饅頭のセットをご用意致します。
また、手ぬぐいデザイナーのイイダユキさんに、
朝汐をテーマにした記念の手ぬぐいを制作していただいています。

シンプルだけれど手間を惜しまず、素材にこだわる。
皮むき餡の薯蕷饅頭は全国的にも珍しい、松江のお菓子です。
これからも皆さんと一緒に、朝汐を守り、作り続けていきたいと思います。

風流堂5代目 内藤葉子

 

100年記念菓子「朝汐四季めぐり」ネット通販でも販売決定!詳細は近日公開です!!

<メディアでのご紹介予定>

昨日は多くの報道機関の皆さまにご取材いただき、ありがとうございました。

* 10月13日(火)夕方のニュース
山陰中央テレビ、

日本海テレビ

* 10月14日(水)18時からのニュース:マーブルテレビ

* 後日掲載予定:新聞各社様

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